睡眠時無呼吸症候群について

 

睡眠時無呼吸症候群とは

眠っている間に、呼吸が止まった状態 “無呼吸”を何回も繰り返す病気です。
英語では、Sleep Apnea Syndrome、 略して、SAS サス と言います。
“無呼吸”とは、10秒以上の呼吸の停止、 睡眠中に、1時間あたり5回以上あると、 SASと診断されます。

 

気道の閉塞部位


睡眠時無呼吸症候群でよくみられる症状をいくつかご紹介します。チェックしてみてください。

睡眠中の症状

原因は・・・?

それでは、睡眠時無呼吸症候群(SAS)はどのようにして起こるのでしょうか?
睡眠時無呼吸症候群には、「閉塞型」と「中枢型」の2種類があります。
睡眠中に喉の奥(上気道)がふさがる、「閉塞型」が最も多く、原因の95%を占めています。


  • 肥満による首部分の脂肪の増加
  • 舌が大きく、盛り上がっている。
  • 顎が小さく、後退している。
  • 舌の付け根や鼻と喉の境の部分の気道への落ち込み
  • 扁桃腺が大きく、張り出している(扁桃肥大)
  • 鼻の構造的な問題 

 

などが原因としてあげられます。

 

原因

 

「中枢型」は心臓・脳疾患が原因で呼吸中枢の機能が低下してしまい、呼吸筋の運動が停止する場合をいいます(頻度は少ないです)。


睡眠時無呼吸症候群による危険性

睡眠時無呼吸症候群の方は、目覚めが悪く、日中の眠気が強くなったり、注意力が散漫になったりします。また高血圧や心疾患などの生活習慣病とも関わりがあり、本人の生命を蝕むばかりか、他の多くの生命を奪う悲惨な交通事故を起こす原因になります。

危険性

睡眠時無呼吸症候群の診断の流れ

病院を受診された場合には、さまざまな問診・検査を行い、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

1.問診、診察・検査

  • 既往歴の有無(特に、副鼻腔炎や扁桃炎の治療歴)
  • 治療中の疾患の有無(高血圧、糖尿病、高脂血症)
  • 薬剤服用の有無(特に睡眠薬、精神安定剤)
  • 生活習慣のチェック(飲酒歴、喫煙歴)
  • 自覚症状(特に、昼間の眠気の程度

 

といったものを確認します。

 

2.スクリーニング検査

 メモリー機能付のパルスオキシメーター(経皮的酸素飽和度測定器)を使用して、睡眠時の酸素飽和度(SpO2)を記録します。

 

スクリーニング検査

 

3.ポリソムノグラフィー(PSG)検査

 睡眠中のたくさんの情報を記録していく精密検査です。睡眠の深さや、呼吸状態、酸素不足の程度、不整脈など、多くの情報を得ることができ、重症度を判定します。

 

ポリソムノグラフィー

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

◎経鼻的持続陽圧呼吸法(nasal Continuous Positive Airway Pressure: CPAP シーパップ)

鼻に取り付けた専用マスクから気道に空気を送り込み、気道を広げて呼吸の通りを確保する治療法です。

 

経鼻的持続陽圧呼吸法

◎口腔内装置(マウスピース・スリープスプリント)

就寝前に口腔内に装着する。睡眠中に下顎を前に出して固定して気道の閉塞を防ぐ治療法です。

 

口腔内装置

◎扁桃肥大除去手術

口蓋垂軟口蓋咽頭形成術

(口蓋垂や扁桃腺などをぐるりと切り取る手術)

 

睡眠時無呼症候群は生活習慣病の合併が多く、放っておけば合併症による死亡率が高くなります。睡眠時無呼吸症候群の早期発見、早期治療で、合併症の予防、死亡率の低下が期待できます。

 

いびきが気になる方、睡眠でお悩みの方は、一度専門医にご相談ください。

お問い合わせについては、下記連絡先までお願いします。

西条中央病院 地域医療連携室
〒739-0014
東広島市西条昭和町12-40
082-423-3050(病院代表)

▲ページ上部に戻る

医療法人 青山会 西条中央病院  〒739-0014 広島県東広島市西条昭和町12-40 TEL:082-423-3050 FAX:082-422-0461